三徳について
湖北・長浜の食文化とともに
豊かな自然と歴史に恵まれ、独自の食文化が花開いた湖北・長浜。
かつての近江商人たちの「三方よし」の思想を受け継いで、
私たちはこの地から、全国の食卓においしい笑顔を届けます。
ご挨拶
三徳の歴史は、常に地元・長浜とともにありました。
1970年代、1台のトラックに生鮮食品を積んで行商に回った日々を経て、
1977年に小さな食料品店を開き、生鮮食品と手作り惣菜の販売を始めた私たち。
そんな日々で培われた、食材への目利き力と、「ご家庭の食卓に、おいしさと笑顔を届けたい」という思いは、
その後、自社工場を構え、事業規模を拡大していく中にあっても、
変わることなく私たちのものづくりを支える原動力でした。
私たちはこれからも、関わる人すべてに「三方よし」をめざす誠実な仕事を通じて、
ふるさとの郷土食を語り継ぎ、そのおいしさを全国にお届けしていきます。
そして、「食」を通じた私たちの取り組みが、
微力ながら地元・長浜の持続性ある発展に貢献できればと願わずにはいられません。
株式会社三徳 代表取締役 大澤 剛人
余呉の大地
淀川の源流・余呉湖を抱く、滋賀県北部の余呉町は、
ブナやミズナラが豊かに茂る原生林や、美しい渓谷に恵まれた土地。
この地の風土に育まれた味覚こそが、私たちの原点です。
近畿以西において有数の豪雪地帯として知られる余呉。
地下を流れる澄んだ伏流水になります。その雪解け水は、長い歳月をかけてその良質な水こそ、私たちのものづくりの生命線です。
北国街道
三徳があるのは、江戸時代に栄えた旧北国街道の目と鼻の先。
かつての近江商人たちは、この街道を通って北国の産物を京や大坂に運びました。
そんな中で、北の海で採れた鯖を使った鯖寿司や、北海道の昆布を使った昆布巻きが、
近江で作られ、京や大坂で売られるようになったといいます。
私たちのものづくりにも、そんな湖北・長浜の歴史が脈々と受け継がれています。
三徳の隣町にある木之本は、北国街道の宿場町として栄えたところ。
古い商家が立ち並ぶまちなみは、かつての賑わいを彷彿とさせます。
長浜を訪れたら、北国街道をたどって歴史散歩を。
美しい自然や史跡を巡ったあとは、土地の美味に舌鼓を打つひとときをどうぞ。
湖北地帯の食文化に欠かせない存在が鯖。
今もおめでたい日には、棒寿司やなれ寿司といった鯖料理が登場し、食卓を賑わせます。